温もりを感じさせるコーラルカラーに映えるのは、中央に配されたダイヤ型の“Ojos（目）”。見守りや知恵、そしてお守りとしての意味が込められています。スペイン十字は祝福と守護の象徴として静かに存在し、ナバホ族の聖なる「四つの山」のモチーフが宇宙と人生の調和を描き出します。リバーシブル仕様の配色は、表裏で異なる表情を見せ、文化や価値観の交差を感じさせるデザインに仕上がっています。

中央に大きく描かれた八芒星は、かつてティピーや衣服に用いられてきた神聖なモチーフ。「希望」や「導き」、そして新たな始まりを象徴しています。静けさのなかに力強さを宿すこのデザインには、時を超えて受け継がれてきた想いと、今の暮らしに寄り添う美意識が重なり合っています。

深い赤の「ガーネット」を基調に、砂漠の夕焼けや咲き誇る花々、祭りの活気を感じさせる鮮やかな色彩が広がり、水平に並ぶ多彩なストライプは広大な大地の地層や変わりゆく風景を表現。幾何学模様にはスペイン伝統の繊細なパターンとナバホ族の力強いシンボルが織り交ぜられ、歴史の深みと文化の豊かさを静かに語りかけます。

1923年にウォーレン G. ハーディング大統領とフローレンス ハーディング大統領夫人がオールド オレゴン トレイルの一部を奉献するためのセレモニーでオレゴン州を訪れた際にネイティブアメリカンの酋長からハーディング夫人にショールが贈呈されました。
PENDLETONの代表的なパターンの"Chief Joseph（チーフジョセフ）"からインスパイアされリデザインされたこのショールのデザインが、フローレンス ハーディングにちなんで”HARDING（ハーディング）”と名づけられました。